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 気がつけばしてしまいました。韓国で就職。。。就労ビザももらって、もぐりじゃなくて正々堂々と働いています!(爆)

 

 就職のきっかけは…

 友達の紹介。
 友達がはっきり言ってほとんどいないぼぶですが(寂しいな、オイ)。元々日本に居た時に私に韓国語を教えてくれていたSさん。
彼女は私の母校に留学しに来ていた経験のある人なんだが、そもそもうちの学校には韓国からの留学生が多い。
就職することになった会社で、まあ直属の上司、になるのかしら、という方も、我が母校に留学経験を持つ。
留学生同士というのは、学年が離れていても学科が違っても、県人会みたいなつながりを持っているので、
Sさんと上司は年は離れているが交流はあったらしい。あんまり「帰りたくない〜」と言っていた私の為に、
Sさんが仕事の口がないかと当たってくれたのか、はたまた偶然転がってきた話しなのかはわからないが、
とにかくSさんを通じてある日突然やって来た話である。話をもらったその日に面接(というほどカタイものではなく、ちょっと話しただけ)、即決であった。

 ところで大事な娘がある日突然電話で気軽に「就職する」と言ってもあっさり「あら、よかったわね〜」で済むうちの親ってスゴイかもしれない。
好きなことさせてくれて有り難う。

 ビザ問題

 これが大変でした。
 この就労ビザというのは、私がどうこうする問題ではないのです。会社と出入国管理事務所のやりとりの問題。
私は最初に、韓国語の履歴書、英語の履歴書、日本の大学の卒業証明書、この3つを揃えて会社に出しただけです。
 とにかく外国人が就職する、ということについて、ビザは本当に難しいそうです。
私の知ってる人には、申請してから何ヶ月も経ってようやく許可がおりた、という方もいます。
会社自身の力とか、この外国人がどうしても必要だという説得力とかいろんなものが複雑みたいで、その辺のことは会社次第。
うちの会社は他にも外国人がいるので、ビザ申請の経験がある、というのもプラスみたいです。
学生ビザみたいに申請からどれくらいでビザがそろいます、ということではなくて、「ビザあげてもいいか」って思ってくれるまで時間がかかるんですね。
なので就労ビザ取得を目指す方は、とにかく会社に頑張ってもらいましょう。

 ビザ取得

 散々苦労していざビザ取得。
 入管でくれるのは「許可書」紙っぺら1枚です。これを持って日本に帰り、日本国内にある韓国領事館にパスポートと一緒に提出。
その時証明写真が必要です。が、他には何の書類もいりません。翌日発行。
 必ず自分の国に行ってもらわなきゃいけないってことではなくて、ようは韓国を1回出国すればよし。
だから遠い国から来た人は1番近い日本に行って手続きするんだとか。

 外国人登録証

 学生ビザの時作った登録証は、出国の際に返却したので、無事就労ビザで入国してきたらもう1度入管に行って新しい登録証を作らないとなりません。
必要なのは写真と、会社の書類…これがなんだったか忘れてしまったんですが、その会社の事業認可証っつーか、とにかくそういうのが必要なのです。
あと自分の在職証明書(会社で作ってもらう)。詳しくは会社の担当者に聞きましょう。
 これが私、もうすっかりビザがおりたってことに安心して、何も考えずに写真だけ持って登録証作りに行ったんだよねー。
そしたら「書類がないとダメだよ」って。でも結局、在職証明は無くてもいいよってことになって(私がビザを持っているってことが、つまり在職してる証なので)、
認可証みたいなのは、会社から入管にFAXしてもらって事なきをえました。意外とこんなところもアバウト、さすが韓国、です。

 そして住居問題

 私の会社は狎鴎亭の方にあります。ので、外大前から通うには時間がかかる。でも会社の近くなんて高くてとても住めない。。。
ということで、ちょうど中間くらいのところに済んでいます。ここからだと、ちょうどバスで1本、朝は3,40分ほどで狎鴎亭まで行くことが出来ます。
 今度は下宿ではなくて、ウォルセバンというやつです。
 韓国では、日本みたいに一人暮らしをする人はあまり多くないので、月々いくらの1ルーム、というアパートみたいのは一般的ではありません。
(あるにはある。オフィステルとかいうのがそれですが、高い!)
 学生は下宿が殆ど(月々いくら、で1部屋借りて、食事は下宿のおばさんが作ってくれる。バストイレは他の下宿生と共同、が普通)。
あと一般的なのがこのウォルセ。保証金にまとめたお金を払って
(下は100万Wくらいから、上はもう一桁上まで、ピンキリです。部屋を出るとき、保証金は返してもらえる)、
月々家賃としていくらかづつ支払っていくというもの。
 因みに私が今住んでるのは保証金200万W、家賃20万W。都市ガス。半分地下になっていて
(韓国では地下部屋ってのはよくあって、夏涼しくて冬暖かいらしい。確かにこの夏割と涼しく過ごしているが、湿気がすごいぞ!)、
広さは6畳強くらいかな。炊事も出来て、シャワーもあります。が、トイレは共同。そんな感じです。
かなりショボイ住まいなので…ちょっと人は呼びたくないかも(^^;) 貧乏芸人館、と呼んでいます(笑)。

 大体こういった1人住まい用の部屋はやっぱり大学の近くに多いです(ウチも近所に漢陽大がある)。
街をうろつくと不動産やさんが結構あるので、飛び込みで予算をつげて、部屋を見せてもらいます。
まあこれがね、ここに決めるまで何軒かまわったけど、ひどいところいっぱい見ましたねー。
おかげで、そんなにいいわけでもない今も部屋が、ものすごく良く見えてしまったくらいです(爆)。
 ウォルセのポイントとしては、保証金が高い方が当然いい部屋に住めますので(私も不動産やのおっさんに、500万Wくらい出せないの?って言われた。)、
最初にどーんと持ってくるべき。私?1年学生生活してる間に、そんな金は無くなりました。はい。
 しかし学生でないとは行っても、実は下宿はオススメなんです。社会人でも下宿に住んでる人は実際結構います。
下宿だと、トイレとかの掃除しなくていいのが楽です。時間帯に問題の無い人は、食事が付いてるのも有り難い話しですからね。
下宿の食事時間に間に合わないと、食費込みの下宿代がもったいないですが、食事なしで部屋だけ借りるタイプの下宿もあります。

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